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2022/03/25

着物 de お散歩ツアー in 粉浜 その2

構成・文/団田芳子

「こはま日和」を見て、粉浜に来ちゃいました!

堺の和体験「知輪-chirin-」主宰の松永友美さんら、モダンなお着物姿のご一行11名様の粉浜散歩ルポの続きです。

前回の粉浜散歩ルポは→こちら

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住吉大社、リサイクル着物の「古今堂」を経て、粉浜商店街にやってきた皆さま。そろそろお昼時。千円を握りしめ、各々11名分のランチやオヤツを買い求めて商店街に散っていきました。その戦利品は…。


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「洋食やろく」の玉子コロッケに、
「福田蒲鉾店」のタマネギボール、
「コロッケ・すし工房 内山」のコロッケと唐揚げ、
「マルヨ寿司」の巻き寿司、
「おかずのじゅん」のポテトサラダにかやくごはん、
「伊勢の磯屋」の漬物、
「井川とうふ店」のすくい豆腐、
「ホワイト」のキャベツ焼きなどなど。

日本酒を買い込んできた方もいて、振興組合事務所の1室はにわかに宴会場の体。



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まず、粉浜サポーター団長のユウコちゃんが、「私の激オシ、井川さんのすくい豆腐買ってきてくれましたね!では」と、抜かりなく準備していたオリーブオイルと塩と黒胡椒で調味。

「うわぁ甘い!!」「大豆の味が濃厚!」と歓声が上がります。

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「玉子コロッケとお肉屋さんのコロッケって全然違うのね。どっちも美味しい!」

「ちゃんとしたぬか漬け食べたかったんよー」

「タマネギボールも旨みが滲み出てスゴイ美味しい!」。

着物歴1年から20年選手まで、年齢もバラバラ、お仕事もいろいろだけど、着物好きという共通項で繋がる仲間は話題も尽きず、和気藹々で。どう見ても20人前くらいありそうだったあれこれは、ほぼ完食。


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食後は「荒井はきもの店」へ。

「ここの草履は疲れないのよ」「低反発草履や下駄ならなんぼでも歩けますよね」と、ご一行にはお馴染みのお店。

早速、たーくさんある色とりどりの鼻緒と台の中から好みのものを選び始める皆さん。サイズを微調整して自分だけの1足が、10数分で出来上がるのだとか。


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待ち時間に、すぐ横に移転オープンしたばかりの「寺田園茶舗」で、和紅茶を試飲。「日本産の紅茶は初めて!香りがいい!」「あっさりして飲みやすい」とほとんどの方がお買い上げ。

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そんな皆さんに、粉浜散歩の印象を聞いてみたら。

「これまでも商店街の『こころや』さんや『荒井はきもの店』などにはたまに来てたんですけど、いつも目指す場所にパッと行って帰るだけ。商店街をゆっくり歩いてみたいなと思っていたんです」

「でも、どこで何を買えばいいのかよく分からないでしょ。今回はご案内いただけて良かったです!」

「『こはま日和』を見ながらまた他のところにも行ってみたい!」

「お漬け物を家族に買って帰ります」

「私はあのタマネギの天ぷらとお茶をお土産に」

「またお豆腐を買いに来ます」

と、皆さんとても楽しんでくださったようです。


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私たちにとっても、着物好きの人々が遠くからわざわざ目指して来られる呉服店やはきもの店が粉浜にたくさんあることは発見でした。

また、お着物でぜひ粉浜へ来てくださいね。


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「この取組みは大阪府商店街等モデル創出普及事業の一環で実施しています」

 
2022/03/15

着物 de お散歩ツアー in 粉浜 その1

構成・文/団田芳子

「こはま日和」を見て、粉浜に来ちゃいました!

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小春日和のある日。何ともオシャレな着物姿のご一行様が粉浜商店街をそぞろ歩き。

「なになに?テレビか雑誌の撮影?」と、道行く人や商店主さんたちが振り返ります。

着物レンタルと堺散策を組み合わせたサービス「知輪-chirin-」を運営する松永友美さん主宰の「着物 de お散歩ツアー in 粉浜」のご一行。何と、「こはま日和」を見て、「そうだ、粉浜に行こう!」と、このイベントを企画したのだとか。

さて、どんな風に楽しんでくださるのか、追跡ルポしました。






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ツアーを企画した松永さんは、実は小説家・蓮見恭子さんとは旧知の間柄。そう、「こはま日和」にも登場いただいた、あの『たこ焼きの岸本』著者・蓮見さんも堺のご出身。

昨年11月、中之島図書館で開かれた蓮見さんの講演を、松永さんも聴講。その際、刷り上がったばかりの『こはま日和』創刊号を手に駆けつけた我々制作委員の面々とも顔を合わせました。驚いたことに、制作委員のひとり、ユウコちゃんが松永さんと知り合いで…。人の縁とは面白いものですね。




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そんなご縁もあって、松永さんは「こはま日和」をじっくり見て、「美味しそうなものいっぱいあるーっ!ゆっくり行ってみたい!」とイベントを企画。

着物愛好家のお仲間を誘ってみると、「行きたい!」の声が多数上がり、総勢11名様の「着物 de お散歩ツアー in 粉浜」が実現しました。







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当日、住吉大社駅に集合した皆さんと会ってビックリ。
着物と聞いて、イメージしていたのとはまるで違うモダンなスタイル。

着物の下に襦袢ではなくシャツやハイネックセーターを合わせたり、小物もベレー帽やブーツだったりと、それぞれのセンスで、アンティーク着物をとてもオシャレに着こなしてらっしゃる。

「大正、昭和初期の着物は丈も裄も短めなので、どうやって誤魔化すか(笑)を工夫するのも楽しいんです」と松永さん。






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きらびやかなご一行、まずは住吉大社へ参拝。モダンな着物姿が境内によく映えます。

案内役は、粉浜在住20年のユウコちゃん。

「一寸法師が住吉大社と関係あるとは知りませんでした」
「おもかる石、重かったわぁ」
「五大力さん見つけました!」

と皆さん、通常の参拝ではできなかった体験に興奮気味。







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続いて少し北へ行ったところにある『古今堂』へ。
こちらは、“ふだん着物屋”を謳うリサイクルとオリジナル着物のお店。この日のメンバーはお馴染みさんが多く、早速お買い物モードに。







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お次は粉浜商店街へ。
「こんなに活気ある商店街は珍しいですよね」と皆さん、キョロキョロとお店を物色しながらお散歩。とりあえず商店街振興組合の事務所に落ち着き、ユウコちゃんから商店街グルメのレクチャーを受けて、「では、行ってらしゃーい」。

ひとり千円で11人分を各々がっちり買いまショーがスタート。皆さん、どんなものを買い求めたのか。そのお味は? 

次回、乞うご期待です。






堺の和体験 「知輪-chirin-」とは。

「着物で知る、着物で楽しむ―をコンセプトに、1000年以上“都市”であり続けた堺の歴史と文化を体験する街歩きにご案内します」と主宰者の松永友美さん。手ぶらで訪ねればひとりひとりのイメージに合わせた着物コーディネート、着付けのサービスに加え、和菓子づくり体験や堺かるた体験、プロの写真家によるフォトセッションの体験をアレンジしてくれます。堺の古い町並みを案内するツアーや古墳マニアによる世界遺産登録された百舌鳥古墳群のガイドも可能とか(要予約)!2~6名様まで。

問い合わせ:堺市堺区綾之町東1-1-8 
電話 072-227-8231 邦悠株式会社内 



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「この取組みは大阪府商店街等モデル創出普及事業の一環で実施しています」