着物 de お散歩ツアー in 粉浜 その1
構成・文/団田芳子
「こはま日和」を見て、粉浜に来ちゃいました!
小春日和のある日。何ともオシャレな着物姿のご一行様が粉浜商店街をそぞろ歩き。
「なになに?テレビか雑誌の撮影?」と、道行く人や商店主さんたちが振り返ります。
着物レンタルと堺散策を組み合わせたサービス「知輪-chirin-」を運営する松永友美さん主宰の「着物 de お散歩ツアー in 粉浜」のご一行。何と、「こはま日和」を見て、「そうだ、粉浜に行こう!」と、このイベントを企画したのだとか。
さて、どんな風に楽しんでくださるのか、追跡ルポしました。
ツアーを企画した松永さんは、実は小説家・蓮見恭子さんとは旧知の間柄。そう、「こはま日和」にも登場いただいた、あの『たこ焼きの岸本』著者・蓮見さんも堺のご出身。
昨年11月、中之島図書館で開かれた蓮見さんの講演を、松永さんも聴講。その際、刷り上がったばかりの『こはま日和』創刊号を手に駆けつけた我々制作委員の面々とも顔を合わせました。驚いたことに、制作委員のひとり、ユウコちゃんが松永さんと知り合いで…。人の縁とは面白いものですね。
そんなご縁もあって、松永さんは「こはま日和」をじっくり見て、「美味しそうなものいっぱいあるーっ!ゆっくり行ってみたい!」とイベントを企画。
着物愛好家のお仲間を誘ってみると、「行きたい!」の声が多数上がり、総勢11名様の「着物 de お散歩ツアー in 粉浜」が実現しました。
当日、住吉大社駅に集合した皆さんと会ってビックリ。
着物と聞いて、イメージしていたのとはまるで違うモダンなスタイル。
着物の下に襦袢ではなくシャツやハイネックセーターを合わせたり、小物もベレー帽やブーツだったりと、それぞれのセンスで、アンティーク着物をとてもオシャレに着こなしてらっしゃる。
「大正、昭和初期の着物は丈も裄も短めなので、どうやって誤魔化すか(笑)を工夫するのも楽しいんです」と松永さん。
きらびやかなご一行、まずは住吉大社へ参拝。モダンな着物姿が境内によく映えます。
案内役は、粉浜在住20年のユウコちゃん。
「一寸法師が住吉大社と関係あるとは知りませんでした」
「おもかる石、重かったわぁ」
「五大力さん見つけました!」
と皆さん、通常の参拝ではできなかった体験に興奮気味。
続いて少し北へ行ったところにある『古今堂』へ。
こちらは、“ふだん着物屋”を謳うリサイクルとオリジナル着物のお店。この日のメンバーはお馴染みさんが多く、早速お買い物モードに。
お次は粉浜商店街へ。
「こんなに活気ある商店街は珍しいですよね」と皆さん、キョロキョロとお店を物色しながらお散歩。とりあえず商店街振興組合の事務所に落ち着き、ユウコちゃんから商店街グルメのレクチャーを受けて、「では、行ってらしゃーい」。
ひとり千円で11人分を各々がっちり買いまショーがスタート。皆さん、どんなものを買い求めたのか。そのお味は?
次回、乞うご期待です。
堺の和体験 「知輪-chirin-」とは。
「着物で知る、着物で楽しむ―をコンセプトに、1000年以上“都市”であり続けた堺の歴史と文化を体験する街歩きにご案内します」と主宰者の松永友美さん。手ぶらで訪ねればひとりひとりのイメージに合わせた着物コーディネート、着付けのサービスに加え、和菓子づくり体験や堺かるた体験、プロの写真家によるフォトセッションの体験をアレンジしてくれます。堺の古い町並みを案内するツアーや古墳マニアによる世界遺産登録された百舌鳥古墳群のガイドも可能とか(要予約)!2~6名様まで。
問い合わせ:堺市堺区綾之町東1-1-8
電話 072-227-8231 邦悠株式会社内
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