上を向いて歩こう4
構成・文/団田芳子
粉浜商店街の歴史を看板に見る!
「上を向いて歩こう」シリーズ第4弾です。
渋カッコイイ系
「漢方・調剤 ミカワ薬局」
デザイン化された「漢方」の2文字がカッコイイ。
設計士さんに、どこかで見た看板をお見せして、 「こんな感じにとお願いして作っていただいたものだったかしらね」。
店主の川邉隆子(りゅうこ)さんが記憶を辿るように首を傾げた。
40年近く前になるという創業のころの話だ。
白衣姿の川邉さんは薬剤師。
ここはドラッグストアとは異なる薬店だ。
「商店街を通るおばあちゃんがたまにいらっしゃるけど」
お客様は全国に広がっていて、 ネットを通じてさまざまな相談が寄せられるという。
どんな相談が多いのだろう。
「うーん、様々ですね。便秘、胃腸のお悩み、リウマチ、ダイエットのご相談も多いです」。
それぞれの体質と症状に適した漢方薬を調剤し、発送する。
川邉さんは、薬科大学卒業後、総合病院で薬剤師として12年勤務。
昭和58年に、ご実家の近くのこの商店街に開局されたそう。
以後、日本古典漢方、中医学を研究され、日本漢方交流会師範でいらっしゃるとか。
ホームページを覗くと、自身の体質について実に細かい質問項目がある。
寒がりか暑がりか、性格は?
喉が渇きやすいか、汗かきか などなど。
こういった質問の答えで体質などを総合的に判断されるのだなぁと感服。
商店街の中に、健康相談ができる漢方薬店が存在するのも、歴史ある粉浜商店街の魅力の1つですね 。
1番街 9:30~17:00 木曜、土曜、日曜定休
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「この取組みは大阪府商店街等モデル創出普及事業の一環で実施しています」
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